2009/10/23

決算説明会2010年3月期 | 決算説明会 | KDDI株式会社

決算説明会2010年3月期 | 決算説明会 | KDDI株式会社

2010年3月期の第2四半期決算発表。

連結ベース、移動通信事業、固定通信事業、すべて営業収益が前年同期と比べて減収、とちょっとさみしい内容。

移動通信事業は5.5%減益、端末販売台数も-14%の477万台、といいとこないものの、在庫が83万台に減っているのはいい傾向。昨年と比べると「販売手数料が減少」「附帯事業営業収益の増加」で稼げているものの、「電気通信事業営業収益の減少」「減価償却費の増加」のため、結局昨年より儲かってない、ということに。販売手数料の減少分(310億)よりも電気通信事業営業収益の減少(352億)の方が大きいんじゃぁ、もっと金ぶっこんで収益上げたほうがいいんじゃないの?って思っちゃうよなぁ。

固定通信事業は、やっぱりFTTH伸びて他が減る格好。ケーブルプラス電話が結構伸びてるのは、提携先増えたから、なんだろうか。どっちにしろもうけにくいけど...

移動通信事業の契約純増数のグラフを見ていると、ここ1年は「会社ごとのひらきが小さくなった」ことがよくわかる。じきにどんぐりの生比べ状態になりかねないようにも見える。結局、みんなでパイの取り合いをすればたいして変わりようがない、っていうことになってしまうんだろうか。以下、トリビアいろいろ。
  • 解約率は0.72%、昨年同期比で0.03ポイント低下。
  • 販売手数料単価は44000円。7月と8月で(定額サービス普及のため)たくさん金使ったけど、9月以降は減らすというている。
  • ARPUは5600円。内訳は、音声3330円、データ2270円。MOUは142分。昨年同期と比べて、音声-400円、データ+60円。通期予想ではARPU5420円らしい(どうも4Qでがくっと減る見込みっぽい)。
  • パケット定額制契約率は71%。つまり、10本WIN回線をみたら7本は定額契約してると思っていい。でも、この契約率は下がってるみたい(昨年同期比で-2%)。
  • シンプルコース選択率は90%。そのうち、一括払いは61%で、24回分割払い28%、18回分割払い4%、12回分割払い7%。なので、全体の半分以上が「シンプル一括」で購入。昨年同期のシンプルコース選択率26%を考えると、伸びまくり。
  • 端末調達コストは今期40000円を予定(前期は41000円)。ただ、上期は41000円だったようなので、下期は減らさないとだめ。
  • 8月から提供開始した、指定通話定額とダブル定額スーパーライトの効果で、MNPチャーンイン増加。9月は2万契約もあったらしい。
でもって固定通信事業も。
  • 固定系アクセス回線数570万。ひかりoneが累計100万契約突破など、FTTHががんがん伸びてるらしい。
  • 2006年のパワードコム、2007年の東京電力光ファイバ事業など、合併いっぱししたので網が複雑になってるからスリム化します、とかいうてる(んだけど、それはわかってたことではないのか^^;)
今年は会社設立25周年なので記念配当(1株あたり1000円)を出し、年間配当金は12000円に修正する、というている。まぁ、配当ちゃんとしっかりさせてる分は偉い、のよね。

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