2009/12/17

こうするとYatcaがとっても便利

BlackBerry端末用twitter client、Yatca、の話。 基本的には

Yatca Review | BlackBerry Twitter Aplications | BB Geeks
YATCA - 桃ばいら

上記2つの記事を読みつつ、自分でYatcaの設定をやった時のまとめ。



(BlackBerry用、に限らず)たいていの携帯電話端末用クライアントソフトは「そのソフトに閉じてtweetのやり取りをする」よ うにできているのだけど、このYatcaは、直感的には「自分のtimeline上にある各tweetを、1通のメール(のようなもの)に見せる」ための ソフトウェア。なので、
  • メールの読み書きと同じように、tweetの読み書きができる。
  • (設定すれば)メールとtweetを、統合メールボックスでまとめて読める。
という、一般のクライアントとはちょっと違う使い方ができる。これまで、twitterはIRCの劣化コピーだと考えていた(今でもこれは間違って ないと思う)んだけど、視点を変えれば拡張されたSMS chatと言えるので、だとすれば「tweetをメールのように読む」というのはすごく素直な発想、かも。

[Yatca自体の紹介は、上記リンク先の記事を含めよそにいっぱいある気がするので全部略。以下、Yatcaの動作がわかってる方を前提にします。]


簡単な設定をやって運用し始めると、確かにメールのようにtweetが読めるのはすごく便利。さらに言えば、過去のtweetが全部メールボックス内に入ってる(ように見えている)ため、tweetの検索をはじめ、メールに対してできそうな操作をtweetに対してできるのはもちろん、アプリケーションを明示的に起動しなくてもすぐ過去のtweetが読めるという利点もあって、かなり便利。残念ながら「新規tweetを書く」際はアプリケーションを明示的に起動しないといけないけど(逆にいえば、アプリケーションアイコンをクリックしても、新規tweetを書く位しかできない)、それ以外は基本的にメールのように読み、そして返事ができてらくちん。

ただ...たくさんのtweetがたくさんのmailといっしょくたに統合メールボックスに入ってしまうと、すごくややこしいことになってしまう。単に量が増えて困る、という単純な話は我慢すればいいのだけど、

統合メールボックス内で、新しい順に「メール1」「Yatcaのtweet」「メール2」と並んでいる状況を考える。この時、メッセージを古い順に読もうと思ってまず「メール2」を表示させた後、ショートカットの"n"キーを押せば「Yatcaのtweet」が表示される(当然)。でも、さらに"n"キーを押しても「メール1」は表示されない(「Yatcaのtweet」のまま)。

となり、読んでいるとかなりいらいらさせる原因になってしまう。期待する動作は「"n"キー押せば次々メールが読めるし、tweetも読める」なのだけど、実際はそうならない。おそらくYatcaの問題なんだろうけど、理由はともかく読むときに快適じゃないのはとっても困る。

この時点で「つかえないなぁ」とYatcaを捨ててもよかったのだけど、おしい所まで来ているのでなんとかできないか考えることに。

最初のよい解は「Yatcaで読むtweetは統合メールボックス内に表示させるが、表示させるtweet自体を極力減らす。ただし、使い勝手はそのまま」というもの。読むtweetを減らすことについては、前出の

YATCA - 桃ばいら

を参考にして(正しくは、どうすればいいだろうとぐくった結果上記の記事を見つけたので)、自分宛のtweetに限ることにする。 これはひとまずよい解。ただ、「tweetもメールのように読む」ことが快適だと思うようになると、通常のtimeline上に並ぶtweetだってYatcaで読みたくなるのが人の常(?)。なので、もう少し良い方法がないか考えることに。

次に考えたのが「統合メールボックスは、Yatcaのtweetを読むためにだけに使う」というもの。BlackBerry OS 5.0では(4.6はできない。4.7は使ってないので知らない。)、統合メールボックスにどのメールアドレスあてメールを表示させるかを選択できるようになっているので、これを使って「すべてのメールを表示させない」よう設定することに。

こうすれば、統合メールボックスには(tweetの表示先をmergedにすることによって)Yatcaのtweetだけが並ぶようにできる。そもそもtweetだけなら"n"/"p"のショートカットが期待した動作をするので、たくさんtweetがあっても全く気にならない。これでtimeline上のtweet読めて万々歳...なんだけど、今度は「通常のメールを全部まとめて読む」方法がなくなってしまう(当然)。登録しているメールアドレスが1つなら全く問題ないのだろうけど、現状6つのメールアドレスを登録している身としては、個別のメールボックスを読んで回るのは苦行以外の何物でもない。1つ目に比べYatcaの使い勝手は向上したものの、総合的にみるとちょっと後退ぎみ、ってことで残念ながらあきらめ。

「そもそも、non-mergedに設定すれば統合メールボックス以外の場所にYatcaのtweetをためることができるのだから、この場所を見に行けばいいだけじゃないの?」と思ったものの、このメールボックスを選択するためには、
  • メニューキーを押してメニューを表示させ、"View Folder"を選択。
  • フォルダ一覧の一番下にある、"Yatca"の"Non-merged Items"を選ぶ
という操作が必要で、超絶面倒くさすぎ。なので考えから外していたのだけども、

Yatca Review | BlackBerry Twitter Aplications | BB Geeks

この記事にある「検索結果を保存する機能を使い、"non-merged"のフォルダを表示させるショートカットを作る」というやり方をみて「これだー」と飛び付いた ^^; 以下、上記記事に書いてある内容の焼き直し。
  1. 統合メールボックスを表示させている状態で、メニューから "Search" を選ぶ。
  2. 検索条件を入力する画面に遷移するので、検索対象フォルダ(Folder)をデフォルトの"All Folders"から"Yatca"以下にある"Non-merged Items"に変更する。
  3. メニューキーを押し、"Save"を選ぶ。
  4. ”Save Search"の画面に遷移するので、Titleに好きな名前(とりあえず"Yatca")、Shortcut Keyに好きなキー(たとえば、Yatca、で"Y")を選ぶ。
  5. メニューキーを押し、"Save"を選ぶ。
これで「"Non-merged Items"フォルダにあるメールすべて」を検索する条件を定義することができ、かつ、それを "alt-y" で呼び出すことが可能になる。アイコンを作ることはできないけれども、後はメールボックス表示中にいつでも "alt-y" を押せば Yatca のメッセージを読むことができるようになる。キー1回押す手間だけで理想の結果が得られるので、上記2つよりは快適。

読む環境がひとまず充実したので、ひとまずtweetは受けられるだけ全部受ける設定にして現在運用中。ただ、Yatcaには「自分宛、あるいは自分が送ったdirect messageを読む方法がない」という弱点が...今のところは仕方がないので、Yfrogのアプリケーションで我慢することに(direct messageを読む「だけ」ならUbertwitter, OpenBeak, Seesmicより使い勝手がよさそう)。

もっとよい環境があってもよさそうだけど、今のところはYatcaで満足(しといたほうが精神衛生上よさそう)、ってかんじ。


Yatcaには最初から「tweetを統合メールボックス内に表示させる(merged)」「tweetを独自のメールボックスに表示させる(non-merged)」という2つの表示させるオプションがあるので、特に後

2 件のコメント:

Mochi さんのコメント...

検索結果を保存するというのは考えませんでした!これなら十分実用的ですね。

MAR さんのコメント...

> Mochi

はい。これなら普通にtimeline追っかけても十分いける感じです。

そんなにがっつり更新かけても仕方ないなと思うので、今のところは3時間間隔での更新、にしていますけれども。